看護師はやりがいがある仕事である反面、仕事の忙しさや人間関係の維持の難しさから看護師としてのモチベーションが下がってしまうことも少なくない。仕事のモチベーションを維持するため、さまざまな努力をしている人も多い。たとえば、長く看護師として働き続けたいと考えている人であれば、あえて研修会や勉強会に参加することでモチベーションを維持している。
研修会や勉強会では新しい知識や技術を身につけることができるため、仕事に対する意欲を高めることができるほか、さまざまな職場で活躍する看護師同士で交流を深めることができる点もモチベーション向上につながっているようだ。また、失敗ばかりが続いているときには成功したときのことを糧にして、ポジティブな考え方からモチベーション向上や維持に繋げているという人も多い。さらに、自分が担当している患者の笑顔や感謝の言葉がモチベーションに繋がっている場合もあり、一人では難しいモチベーションの維持向上も第三者の協力を得ることで成り立っている部分もあるようだ。
このように、さまざまなモチベーションの維持や向上の方法があるが、看護師に一番おすすめだと言われているのは「仕事とプライベートを切り分けること」である。いわゆるオンオフを切り替えるというもので、プライベートの時間は仕事のことを忘れてゆっくり過ごすと精神的な疲れを改善することができる。その結果、次の仕事の日には下がってしまったモチベーションを取り戻すことができるのだ。